Amazonで物販ビジネスを始める際は、店舗名を出品者アカウントに登録する必要があります。しかし、「店舗名で売上は変わるの?」「使ってはいけない店舗名ってあるの?」など、店舗名に関して疑問が浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Amazonの出品者用アカウントで売れやすい店舗名の付け方と、付けてはいけない店舗名を解説します。良い店舗名が思い浮かばず悩んでいる方は、ぜひご一読ください。
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売れやすい店舗名を考える前に、まずはAmazonの店舗名に関する規定を理解しておきましょう。Amazonでは、店舗名の表示について制限事項があり、以下に該当する店舗名は禁止されています。(※2021年2月時点)
すでに存在する店舗名と重複しないよう気を付けるのはもちろんですが、実在するブランド・メーカーと類似した店舗名も付けないように注意が必要です。商標権を侵害している場合、ブランド・メーカーから訴えられるケースがあります。
また、“アマゾン店”“@Amazon”のような表記も認められていません。
一方、店舗名と併せて“翌日配送・送料無料”“全額返金保証” “○日までセール中”のようなアピール文を付けることは可能です。工夫すれば売れやすい店舗名を付けることができるので、次項の解説も参考にして店舗名を付けてみましょう。
なお、Amazonの店舗名はあとからでも変更可能です。
個人で出品する場合も、大手の有名店舗と並んで販売を行なうことになります。店舗のネームバリューに頼るのは難しいため、売れやすい店舗名を付けて、他店との差別化を図ることが重要です。
そこで、Amazonの店舗名を決める際には、以下のポイントを押さえておきましょう。
物販ビジネスにおいて、店舗名の印象は非常に重要です。一度店舗名を見ただけで、どのような商品・サービスを提供しているのか、正しく伝えられる店舗名がよいでしょう。
他の店舗との差別化を狙って、奇抜な店舗名を付ける方もいますが、かえって警戒心を持たれてしまう可能性があります。また、当然ですが、意味不明な文字の羅列なども避けましょう。
Amazonで販売する際は、個性の強い店舗名よりも無難な店舗名を選ぶのがおすすめです。店舗の特徴・雰囲気・売出感・信頼度・親しみやすさを伝えられるような店舗名を考えてみてください。
フリマアプリやオークションでは、そもそも個人の出品者が多いため、アカウントの表示名をそれほど気にしない購入者も多いです。しかし、Amazonの場合はそもそも個人での出品が可能であることを知らない方もいます。
また、Amazonの購入者は、店舗の信頼度や配送スピードを重視している方が多いという特徴があります。そのため、組織としてしっかり運営していることを感じさせる名称のほうがよいでしょう。
ただし、虚偽を含むものや勘違いをさせるような店舗名は当然NGです。
日本の顧客をメインターゲットにするなら、英文字ばかりの店舗名は避けたほうがよいでしょう。日本語の店舗名のほうが、日本人がひと目で認識しやすく、店舗名も覚えてもらいやすいです。また、前述した“信頼度”や“親しみやすさ”も与えやすくなります。
店舗名の文字数が多いと、店舗一覧を表示したときに画面上の専有面積が広くなります。つまり、購入者が出品者を選ぼうと画面をスクロールしたときに、店舗名が目に入りやすくなるのです。
なお、店舗名を長くできない場合でも、店舗名の前後にアピール文を追加すれば問題ありません。配送や返金保証について説明したり、セール期間の宣伝をしたりするなど、必要に応じて文章を追加するとよいでしょう。
取り扱うジャンルが明確な場合は、特定のジャンルに絞った店舗名でも問題ありません。ただし、今後Amazonで他のジャンルの商品を取り扱う可能性があるなら、幅広いジャンルに対応できる店舗名にするのが望ましいでしょう。
オールジャンルに対応できる店舗名の例としては、以下のとおりです。○○の部分にはジャンルを限定する単語ではなく、地名やご自身の名前などを入れてください。
“○○書店”のような店舗名は、本以外の取り扱いを始めたときに、購入者から違和感を持たれてしまいます。最初から複数のジャンルに対応できるよう“ショップ”や“ストア”など汎用性のある単語を店舗名に付けることで、方向性の変更があった場合にも柔軟に対応できるでしょう。
Amazonで商品を購入する顧客がチェックしているものは、価格だけではありません。なかには対応の悪い店舗も存在するため、店舗名や評価などを見て、その店の信頼性を判断してから購入を決める方も多いです。
物販ビジネスを始めたばかりで、個人店舗感のある店舗名、特徴を伝えにくい店舗名を付けている場合は、新しい店舗名に変更するのもよいでしょう。今回紹介した店舗名の付け方を参考に、売れやすい店舗名を選んでみてください。