物販ビジネスを始めるにあたって、「仕入れた商品が売れなかったらどうしよう。」こんな不安をもつ方は多いのではないでしょうか。
商品リサーチは、Amazon物販において、非常に重要な肝となる部分です。「どんな商品がいつ、いくらで売れたのか」を、データから読み取ることが必要になってきます。
そこで今回は、keepaを使って「売れるものを仕入れる」実践的なリサーチ法を詳しく解説
していきます。
「売れるとわかっているもの」を仕入れることで、滞留在庫になる心配はなくなりますし、資金をうまく回転させることにつながり、「クレジットカードで仕入れた商品代金の支払いがくるのに回収できていない」なんてこともなくなります。
Amazon物販で稼ぎを増やしていきたい方は、是非今回の記事を参考に実践してみてくださいね。
メディアの内容を動画でも詳しく解説してますので参考にしてください!
Contents
keepaとは、Amazonの商品ページ上で過去の価格変動を自動で追跡してくれるブラウザ拡張機能です。
この機能を使うことにより、Amazon物販をより効率的に行うことができます。
keepaを導入することは無料でできます。
ただし、一部機能を使う場合は有料版にする必要がありますので注意してください。
その違いを説明していきます。
無料版と有料版の大きな違いはグラフ表示です。
無料版
有料版
有料版では一部機能が追加されています。
無料版で把握できるのは「価格推移」のみとなりますので、「仕入れリサーチ」ではなく、「買い物」をする際の相場判断にはいいかもしれません。
機能の違いを詳しく見ていきましょう。
月に15ユーロ(約1,800円)を課金することで、以下のようなことが確認できるようになります。どれも仕入れリサーチには必須の機能となりますので、「Amazon物販で1円でも稼いでみたい」という気持ちがある方は、割安な拡張機能ですので是非有料版に登録しておきましょう。
詳しい内容は、この後リサーチ法で説明していきます。
keepaの導入方法に関しては、下記の記事も合わせて参考にしてください。
【Amazon物販に必須のツール】keepaの使い方を徹底解説!
keepaアカウント登録が完了しましたら、画面右上のユーザー名にカーソルを合わせメニューを表示、「サブスクリプション」をクリックします。
表示されたページの中央にある「Subscribe」のスイッチをクリックします。
するとkeepa有料版の登録フォームが表示されますので、以下のように入力していきます。
keepaの導入と有料版への登録が完了したら、早速、その便利な機能の実践的な使い方をお伝えしていきます。
仕入れリサーチをする際にまず見るべきポイントは、その商品が「売れているか」です。
売れ筋ランキンググラフを詳しく見ていきます。
keepaを登録すると、Amazon商品ページにkeepaグラフが表示されるようになります。
グラフをタップすると、keepa画面に移ります。
グラフの内容を詳しく見ていきましょう。
商品が「いつ売れたか」を把握するには、売れ筋ランキングを確認します。
緑色の線で表されているのが売れ筋ランキングです。
Amazonでは、商品が売れれば売れる程ランキングが上がる仕組みになっていますので、ランキングが上がったタイミングが「売れた時」になります。
ランキングが上がる=折れ線グラフが下がる=「売れた」と読み取ることができます。
このように、グラフが激しく上下している状態が「よく売れている」ということになります。
売れ筋ランキングと同時に、出品者数の増減から「売れたのは新品なのか、中古なのか」を見てみましょう。
同じグラフで左から右に時間が経過しています。
売れ筋ランキングが、34,553⇒18,148に上がって
新品アイテム数(新品出品者数)が、5⇒4に減っています。
中古アイテム数(中古出品者数)に増減はありません。
この場合、「新品の出品者」から売れたと読み取ることができます。
売れ筋ランキングが、154,742⇒32,759に上がって
中古アイテム数(中古出品者数)が、14⇒13に減っています。
新品アイテム数(新品出品者数)に増減はありません。
この場合、「中古の出品者」から売れたと読み取ることができます。
売れたところがわかったら更に、価格推移グラフで「いくらで売れたか」を見ていきましょう。
売れ筋ランキングが、15,796⇒13,715に上がって
新品アイテム数(新品出品者数)が、8⇒7に減っています。
「Buy Box(=カート)」価格は33,600円で変動なし。
この場合、「新品がカート価格33,600円」で売れたと読み取ることができます。
売れ筋ランキングが、6,590⇒6,111に上がって
中古アイテム数(中古出品者数)が、24⇒23に減っています。
中古最安値は24,799円で変動なし。
最安値が変わっていませんからこの場合、「中古が24,799円以上」で売れたと読み取ることができます。
売れる状態がわかったところで今度は、その商品にどれだけのライバルがいるかを見ていきましょう。
アイテム数のグラフを確認することで、その商品のライバルセラー数がわかります。
新品アイテム数=新品出品者数
中古アイテム数=中古出品者数
出品者数(=ライバルセラー数)が少なければ、売れやすい状態になります。
3月23日に「5」だった出品者数は、4月16日には「44」まで増加しています。
同じ商品でも、このように出品者数が急激に多くなることがあります。
新品は「カート」を取れなければ売れません。
出品者数の多い状態では、一つのカートを獲得するまでの待ち時間が長くなり、売れるには時間がかかりそうです。
また、keepaを登録しておくことで、ライバルセラーそれぞれの在庫数をAmazon商品ページで確認することができます。
「Stock」で表示されているのが、各出品者のもっている在庫数です。
当然、在庫数があまりにも多い場合は、その商品は売れにくくなります。
仕入れリサーチを行う際は、出品者数+在庫数も合わせて確認するようにしましょう。
その商品が「売れている」ことを前提にして、新品は「カート」を取れなければ売れません。ここで少し「カート」についても触れていきたいと思います。
カートとは
この1ページ目に表示されている状態を「カートが取れている」と言います。
新品商品を購入する際に、購入者はわざわざ各店舗を見にいくことはありません。
大抵の人は、商品ページの「カートに入れる」を選択し、購入に進みます。
ですから、新品を出品する際はこの「カートを獲得する」ことが非常に重要になってきます。
カートを取るには様々な要因がありますが、ここではkeepaを利用して、ライバルセラー数や在庫数を確認していきましょう。
出品者数や在庫数が多ければ多い程、カートは取りにくく価格競争が起きやすくなるので注意してください。
仕入れリサーチの際、直近1ヶ月または3ヶ月でその商品が「売れているか」を確認しますが、短期間で売れていない商品でもまだ諦めないでください。
長期間にして見てみると、1年間では売れていることがあります。
keepaグラフでは、下記のように表示期間を選択することができます。
価格が上昇していて今は適正価格ではないので、この価格では売れない。といった事も読み取ることができます。
売れ筋ランキンググラフの折れ具合で、3ヶ月ではあまり売れていない商品でも、1年で見てみると売れていることが分かります。
このように長期で見ることも、仕入れリサーチの大事なポイントとなります。
今回はkeepaを使った即実践に使えるリサーチ法を説明しました。いかがだったでしょうか。
keepaを使ったリサーチ法のまとめ
keepaグラフを読み解いていくことで、仕入れ判断が格段にしやすくなります。今回の記事を参考に是非実践してみてくださいね。