AmazonFBAを利用する際、FBA倉庫に納品する送料は自己負担になります。
必要経費とはいえ、なるべく安く抑えたいところですよね。その分利益が増えますから。
そこで今回は、各配送業者やシステム別に納品にかかる送料をまとめています。
発送する箱数やお住まいの地域、営業所持込か集荷等の内容や環境により、お得に使えるシステムは違ってきます。
それぞれメリット・デメリットがありますので、この記事を参考にシステムを使い分けて、FBAへの送料をうまく抑えてくださいね。
AmazonFBA倉庫へ納品する方法はいくつかありますが、FBAパートナーキャリアを利用することで、発送作業を楽に行うことができます。
FBAパートナーキャリアとは、FBAを利用している出品者が利用できる配送サービスです。
AmazonFBAへの配送に対して割引料金を提供し、費用は「納品配送料」として出品者のアカウントに請求される仕組みになっています。
配送業者として日本郵便またはヤマト運輸を選択することができます。
FBAパートナーキャリアを利用することのメリットは、発送作業の簡素化です。
具体的には、配送伝票を簡単に印刷できたり、配送料は出品アカウントに請求されますので、後払いをすることが可能になります。
日本郵便の場合は、ゆうパックの通常配送料金と同額ですので、日本郵便のホームページより各FBA倉庫への配送料を確認してください。
ヤマト運輸については、同社基本運賃と比べて最大67%の割引率となる特別料金で提供されています。Amazonセラーセントラルでの納品プラン作成時、発送準備ページで配送見積額の確認ができます。
現在2021年10月15日までは、割引プロモーションも実施されていますので、是非活用してください。
期間中、FBAパートナーキャリア・ヤマトオプションを利用すると、1つの出品アカウント(大口出品)につき、最初の納品に対して15,000円分の納品割引を受けることができます。
発送作業を簡単にと考えると、AmazonのFBAパートナーキャリアサービスを利用することは非常に有効です。ただ日本郵便は、ゆうパック通常料金と同額ですので配送料金の安さを重視するなら、ゆうパックスマホ割がお得になります。
ゆうパックスマホ割とは、ゆうパックをクレジットカード支払いでお得に発送できるアプリのことです。
アプリを利用するにはゆうびんIDの登録が必要です。
ゆうびんIDを取得すれば次のような割引サービスを利用することが可能になります。
ゆうパックスマホ割引で受けられる割引やメリットは以下の通りです。
・ゆうパック基本運賃から180円割引
・年間11個以上の発送でさらに10%割引
・面倒な宛名書きはアプリで事前に入力可能
・クレジットカード決済可能
・よく送る宛先はアドレス帳に登録できる
・郵便局への持ち込みのみ可能
配送料はこちらで確認することができます。
・アプリ内で宛先を入力し、クレジットカードでお支払い
・アプリに表示した二次元コードを、郵便局に設置してある「ゆうタッチアプリ」でスキャン
・宛名ラベルが印字される
・郵便窓口で宛名ラベルを貼り付けて発送完了
以上ゆうパックスマホ割は郵便局への持ち込みのみサービスの利用が可能ですので、集荷を依頼したい場合には、次のヤマト運輸クロネコメンバーズサービスもお得に利用できます。
クロネコメンバーズとは、ヤマト運輸が提供する会員サービスです。
登録することで、メンバー割やらくらく送り状発行サービス、集荷依頼等のサービスを利用することができます。
ヤマト運輸独自のプリペイド型電子マネーに事前にチャージしておくことで、タッチだけで支払うことができ、料金の割引サービスを利用することができます。
クロネコメンバー割には、2種類の電子マネーがあります。
クロネコメンバー割は10%、クロネコメンバー割BIGは15%割引されます。
配送料は「料金・お届け予定日検索」の検索結果ページで「クロネコメンバー割」が適用された料金を確認してください。
さらに、スマホや自宅のプリンターを利用しデジタル送り状を利用すると、デジタル割で60円引き。クロネコメンバーズの持込割で150円引きとお得な割引が利用できます。
持込が難しい場合は集荷に来てもらうことも可能なので、その場合は持込割は適用されなくなります。
とてもお得なクロネコメンバー割ですが、デメリットがあります。
それは、ヤマト運輸独自のプリペイド型電子マネーに事前にチャージをしなければならないということです。
チャージ方法は現金のみで、金額はクロネコメンバー割だと3,000円から、クロネコメンバー割BIGでは50,000円からと少し高めです。
配送料もクレジットカードで支払いたい人にとってはデメリットとなりますので、注意してくださいね。
次に、最近多くの人が使っているエコムー便を紹介します。
配送会社を大手運送会社に委託し、ゆうパックや宅急便よりも安い価格で配送してくれるサービスです。
AmazonFBAに通常配送で送ると、160サイズで2,000円程度かかりますが、エコムー便を利用すると、配送先にもよりますが、1,180円〜納品可能になります。
またエコムー便には、AmazonFBA利用者専用エコムー便があり、各FBAまでの納品をスムーズに行うことができます。
AmazonFBA利用者専用エコムー便で配送可能な荷物のサイズは、3辺の合計は160cm未満、重量30kg未満となっています。
このサイズを超える荷物は利用することができませんので注意してください。
AmazonFBA利用者専用エコムー便は、沖縄と離島を除くほぼ全域で利用可能です。
配送料金は、地域によって価格差がありますので、詳しくは料金体系で確認してください。
エコムー便はサイトのトップページ等から集荷を依頼することができます。
「集荷を依頼する」からお客様情報や配送先のフルフィルメントセンターを入力して集荷を依頼します。
1度登録すると、2度目以降はお名前や住所を入力する必要はなくなるのでとても便利です。
依頼が完了したら決済を行います。エコムー便の決済方法はクレジットカード決済のみとなっています。
決済完了後、希望日時に合わせて配送業者が集荷に来てくれます。事前に送り状を用意する必要はありませんので安心してください。
ここまでは、一度に納品する箱数が比較的少ない場合についてお伝えしてきました。
例えば同じ大型商品を一度に10台納品したいというような、同一納品先に箱数が3箱以上ある場合に、お得に利用できるサービスがあります。
それがヤマト便です。
ヤマト便とは、宅急便のサービス規格を超える荷物や一梱包あたり30万円を超える荷物を送ることができるサービスです。
ヤマト便の料金は、荷物の総重量とお届け先のエリアによって決まります。
「総重量」は、計測した「実重量」と容積換算で算出した「容積換算重量」と比較して思い方を採用します。
料金表は、ヤマト便送り状1枚あたりの運賃です。1枚の送り状で複数の荷物を発送できます。
サービス規格 | 大きさは200cm以内(1辺の長さは170cm以内)、重さ30kg以内 |
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日時指定 | 配送の日時指定はできません。 |
お届け日数 | 宅急便のお届け日数+1日となります。お届け予定はこちらから。 |
任意保険 | ヤマト便は任意保険に加入ができます。補償金額1万円につき10円。 |
発送の方法 | 直営店への持込か集荷が可能です。 コンビニエンスストア・取扱店からは発送できません。 |
以上のように、ヤマト便では、複数個口の荷物を1枚の伝票で安く送ることができます。
ヤマトの通常の宅急便とは違い、知らない人が多いですが、とても便利なサービスですので是非利用してみてくださいね。
AmazonFBA倉庫への送料を安くする方法について解説してきました。いかがだったでしょうか。
・AmazonFBAと連携したAmazonFBAパートナーキャリア
※2021年10月15日までは、割引プロモーション(15,000円分)を利用しましょう。
【配送個数が1〜2個の場合】
・ゆうびんIDを登録して、スマホアプリでお得に利用できるゆうパックスマホ割
・メンバーになり専用のカードにチャージすることで割引になるクロネコメンバーズ
・沖縄と離島を除く全国各地で利用できる大手運送会社に委託したサービス、エコムー便
140サイズ 兵庫⇒神奈川 送料比較
送料 | 支払い方法 | 持込/集荷 | ||
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ゆうパックスマホ割 | 1,593円 | クレカ | 持込 | |
クロネコメンバー割 | メンバー割 | 1,702円(1,552円) | 専用カード チャージ |
集荷 (持込) |
BIG | 1,604円(1,454円) | |||
エコムー便 | 1,680円 | クレカ | 集荷 |
【同一倉庫への配送個数が3個以上の場合】
・同一FBAへの複数箱納品の際にはヤマト便がお得です。
※通常のヤマト宅急便とは違いますので注意してください。
それぞれの配送サービスの特徴をおさえて、状況に合った便利なサービスを利用することで送料負担を抑えていきましょう。
何を使えばいいかわからない方は下記LINEを追加し、個別相談にてご相談くださいませ!