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物販ビジネスに潜む5つのリスクと、知っておきたいリスクとの向き合い方

物販に初めてチャレンジする方にとっては、「赤字が続いたらどうしよう」「クレーム対応はどうすれば良いの?」と気がかりな点も多いはずです。物販ビジネスは取り組み方次第で初心者でも稼ぐことができますが、どういったリスクがあるのか気になっている方も多いでしょう。

リスクと一口にいっても、“日常的に発生するリスク”から“必ず対策をしておきたい重大なリスク”まで程度はさまざまです。
今回の記事では、物販ビジネスで想定されるリスクと、リスクに対する向き合い方について解説します。

物販ビジネスで想定される5つのリスク

物販ビジネスで想定されるリスクには、次の5つが挙げられます。安定的に稼いでいくためにも、以下のリスクについて対策を考えておきましょう。

クレームが発生するリスク

どれだけ注意しながら販売していても、すべてのクレームを避けることはできません。こちらにまったく落ち度がなくても、理不尽なクレームを受けるケースはあります。

商品やサービスに不備があった場合は、丁寧にお詫びをして誠意を示しましょう。おまけや次回使える割引を付けるなど、可能な範囲でフォローすることが大切です。

たとえ悪い評価を付けられたとしても、感情的にならず冷静に対応しましょう。ただし、悪質なクレーマーの場合は、話し合いで解決しないことも多々あります。許容範囲を超えた場合は、次回以降の購入を拒否してもかまいません。

資金がショートするリスク

初心者にありがちなのが「需要のない商品を大量に仕入れてしまう」というリサーチの失敗です。それにより、大量に在庫を抱えた状態が続き、資金がショートしてしまうケースは珍しくありません。物販初心者のうちはリサーチを徹底的に行ない、在庫を抱えすぎないように気を付けましょう。

リサーチの際には利益率だけでなく、回転率にも注意しなければなりません。「いくら利益を出せるのか」「月にどれくらいのペースで売れるのか」の両方を考慮することが重要です。

また、クレジットカードで商品を仕入れている場合は、カードの引き落とし日に間に合うように売り切らなければなりません。商品の旬が過ぎている場合は、早めに価格を下げて損切りするのも一つの選択肢です。

法律や規約の内容が変更となるリスク

せどりや転売などの物販ビジネスには、法律や規約の変更により、今までのやり方が通用しなくなる、といった事態がたびたび起きます。物販で稼ぐライバルが増えるなか、Amazonをはじめとしたプラットフォームの規制も年々厳しくなっている状況です。

プラットフォームを利用している以上、そこで定められているルールに従うほかありません。同じやり方を単に続けるだけでなく、継続して稼げるよう、ルールの範囲内で柔軟に対応する必要があります。

今までのやり方が通用しなくなったときに、新たな稼ぎ方にシフトできるよう、常にアンテナを張って情報収集することが大切です。

アカウント停止のリスク

プラットフォームの規約違反、偽レビュー、購入者からのクレームなどにより、アカウント停止となるケースがあります。今までのように出品できなくなるだけでなく、未払いの売上の没収、アカウント閉鎖という深刻な事態に陥ってしまうのです。

アカウント停止・閉鎖に至る前に、警告メールが届く場合があります。警告の段階でうまく対処できれば、アカウント停止を阻止できるかもしれません。このとき、警告メールを無視したり、間違った対処を行なったりしないよう十分に気を付けましょう。

金銭感覚が麻痺するリスク

物販ビジネスに取り組むなら、売上と利益の違いについて正しく理解しておく必要があります。というのも、物販初心者は売上と利益の区別ができず、売上だけを見て利益が出ているものと錯覚してしまうことがあるからです。

たとえ売上が100万円あったとしても、仕入れや経費に99万円使っていれば、利益は1万円です。取り扱う金額が大きくなると、つい気が緩んで散財してしまう方もいます。
今後、さらに成長していきたいのであれば、資金管理はしっかりと行なっていきましょう。

物販のリスクとの向き合い方

物販ビジネスで商品を販売していく以上、リスクを完全にゼロにするのは難しいでしょう。リスクの対処法を把握しておくことで、いざというときにスピーディーな対応ができるようになります。

物販初心者の方は、クレームや赤字など日常的に発生するリスクが気になってしまうかもしれません。しかし、商品数が多くなるほど、細かなトラブルの数も増えていくものです。

トラブルが重なると気が滅入ってしまうかもしれませんが、物販ビジネスに取り組む誰もが通る道です。多少のトラブルは仕事として割り切り、冷静に対処しましょう。

最も重要なのは、法律違反やアカウント停止などの取り返しのつかない事態を避けることです。法律や規約を隅々まで読み、ルールに従って普通に作業していれば問題ないでしょう。

まとめ

物販ビジネスに興味があるとしても、数々のリスクに不安を抱き、チャレンジせず諦めてしまう方もいます。

たしかに資金や時間を失うリスク、トラブルに遭うリスクなど、物販ビジネスには多数のリスクが存在することは事実です。しかし、必要な準備さえ確実に行なえば、それらのリスクは十分に避けられます。

「物販ビジネスで失敗したくない」という方は、リスクを最小限に抑えられるよう、今回解説した内容を参考にして、回避できる方法を模索してみてください。

代表 田村浩

1986年生まれ。福岡出身。大学卒業と同時に2009年に上京。大手ITメーカーで営業として働きながら、2015年2月から副業で物販ビジネスを始める。同年4月には第一子も生まれ1児の父となる。これからは自分が大黒柱として家計を支えばければならないという思いに感化されつつ、大学卒業当時から目標として掲げていた「30歳までに独立起業」を意識し始める。その後必死に独立起業の夢の実現に向けて副業として物販事業を拡大。2015年7月には初めて副業収入で月収100万円を達成し、物販ビジネスを始めて丸1年後の2016年2月に初めて副業収入として月収200万円を達成する。そして晴れて2016年12月に退社。2017年1月に法人設立を果たす。この経験を活かしサラリーマンや主婦が副業で稼ぐ力を身につけるための情報を得る場所として当サイトの運営を開始し、様々な副業情報や、Amazon物販で稼ぐための情報を発信中。