31歳グラフィックデザイナーをやっています。
本業のほかにいくつか副業をやっていますが、今回はその内の一つ、古書転売の話をご紹介します。
時間をかけようと思えばいくらでもかけられますが、1日1時間あればそれなりの作業はできると思います。
二年前に開始し、今は家庭の都合上やめていますが、月に多い時で1万近く、少ない時でも3000円ぐらいは稼げたのでそれなりのお小遣いにはなります。
また、漫画好きの方にとっては趣味も兼ねた副業になり、普段から古書店に通う頻度が多い方にはお勧めします。
私は元々古い漫画が好きだったので、手塚治虫をはじめとするレジェンド漫画家達(藤子不二雄や石ノ森章太郎など)の単行本を数多く
揃えていました。
ある日、引っ越しすることになり、荷物を整理する必要が出てきたので、泣く泣くコレクションの一部を売り払うことになり、その際に意外と高価格がついたことから古書転売に関心を持ち、副業として始めるきっかけになりました。
ビンテージ漫画というと、「まんだらけ」のショーケースで飾られているような絶版本をイメージしてしまいがちですが、あそこまではいかなくとも自宅に眠っていたりバザーで無造作に置かれているような漫画本でも需要があるのでそんなに身構える必要はありません。
私の場合は、近所にあるブックオフを仕入れでよく利用していました。
ブックオフはビンテージ本の価値は一切関係なく、本の綺麗さで売値が決められるそうなので、時々信じられないようなレア本がポロっと売られていたりすることもあり、まさに宝庫といえます。
そういった高額落札が期待できるお宝はめったになく、あったとしてもすぐに買われてしまうので、あればラッキー程度で臨むとよいでしょう。
私の場合は、100円コーナーで比較的有名な作家の初版コミックスをひたすら漁っていました。
例えばちばてつやの『あしたのジョー』。
何度もリメイクされ色々な愛蔵版や文庫本として形を変えて読み継がれ続ける不朽の名作ですが、分厚くない単行本サイズの講談社コミックスを見つけ次第購入していました。
1冊100円として、全20巻なので全て揃えたとしても出費は2000円。
これを全巻セットとしてヤフオクで出品したところ、4000円で落札されました。
仕入れ値の倍で売ることができたというのは大きいですね。
このように、初版&全巻セットというのは人気が高く、当時読んでいてもう一度読み返したいといった層に需要があるのか比較的売れ行きが良いです。
もし古書漫画の転売に挑戦するのであれば、有名漫画家で巻数のそれほど多くない漫画の初版本からスタートしてみるのが良いと思います。
手塚治虫であれば『ミッドナイト』(全6巻)や『三つ目がとおる』(全6巻)が巻数も少なく、ブックオフでもよく見かけるのでお手頃かと思います。
また藤子不二雄のFFランド等は今現在売られているものとは内容が違うのでチェックしてみる価値はあるでしょう。
セル画がついているので収集しているファンも多く、子供向けっぽい割にはあなどれないシリーズです。
こういった古書転売をやっていて、稼ぐコツだと感じたのはやはりブックオフにどれだけ足を運べるかということでした。
また、数多くの店舗を回るということも重要になってきます。
サラリーマンであれば、通勤圏内にブックオフがあり、通勤定期を利用できるのであれば、ここで紹介したビンテージ漫画転売は最適だと思います。
仕事帰りにサクッと仕入れできるのは理想と言えます。
主婦の方でも生活圏内にブックオフがあるならば、買い物帰りなどに仕入れもできるし副業としては非常に取り組みやすいのではないかと思います。