国内で最も有名な写真投稿サイトというと、誰もが思い付くのがインスタグラム(Instagram)でしょう。インスタグラムのアクティブアカウント数は3,300万人(2019年6月時点)を超え、20代~30代を中心に人気を集めています。
最近は写真を閲覧・投稿するだけでなく、“インスタ物販”で商品を購入する方が増えていることをご存知でしょうか。インスタグラムの機能追加により、ウィンドウショッピングのような感覚で、インスタで商品検索をする方が増えているのです。
今回は、注目度の高いインスタ物販について、人気の理由と稼ぐためのコツを紹介します。
メディアの内容を動画でも詳しく解説してますので参考にしてください!
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まずは、インスタ物販が近年盛り上がりを見せている理由について見ていきましょう。
インスタ物販に取り組む方、インスタグラムを通じて商品を購入する方が増えている理由は、2018年にインスタグラムのショッピング機能が日本で使えるようになったからです。
ショッピング機能が導入される以前から、インスタグラムを物販ビジネスに利用する取り組みは存在していました。しかし、インスタグラムの投稿画面を見たあと、プロフィール欄から通販サイトに移動したり、別ウィンドウでキーワード検索を行なったりするなどしなければなりませんでした。商品を購入するまでにひと手間かかることが課題となっていたのです。
しかし、2018年に導入されたショッピング機能により、投稿画面から直接商品の購入ページに移動できるようになりました。これにより検索の手間が減り、商品に興味を持ったときの熱量をそのままに、スムーズに購入までつなげられるようになったのです。
ショッピング機能が搭載されたことにより、インスタグラムはショッピングの場として、商品の宣伝やブランディングに使われるようになりました。
インスタグラムで商品を購入する方が増えてくると、定期的に投稿しているだけでも問い合わせが来る可能性があります。販売先は国内にとどまらず、海外から注文を受けるケースも少なくありません。広告費を使わなくても宣伝できるうえに、無料でいろいろな施策を試すことができます。
インスタ物販といえば、インフルエンサーを活用したマーケティングも有名です。フォロワーの多い有名人の宣伝効果は抜群で、インスタグラムをきっかけに流行が作られることもあります。
インスタグラムのショッピング機能“ショップナウ(Shop Now)”を使うためには、利用申請を行ない、審査に通過しなくてはなりません。
まずは、ショップナウの利用条件を確認してみましょう。
インスタグラムのコマース利用要件は以下のとおりです。
引用:Instagram『コマース利用要件』
ショップナウを利用するには、インスタグラムのアカウントを“個人用アカウント”から“ビジネスアカウント”に切り替える必要があります。インスタグラム上の処理だけでなく、フェイスブックのビジネスアカウントとの連携も必要です。
アカウントの設定ができたら、販売する予定の商品をフェイスブックのカタログに追加し、審査を申請します。すぐにショッピング機能が使えるようになるわけではないため、インスタ物販を始めたい方は早めに審査の申請を済ませましょう。
インスタ物販で利益を出していくために、何に気を付けて写真を投稿すれば良いのでしょうか。ここでは、インスタ物販で大きく稼ぐためのコツを紹介します。
インスタ物販で大切なのは、やはり投稿する写真の質です。同じ商品であっても、写真の撮り方次第で魅力の伝わり方が大きく変わります。商品を単体で撮るだけでなく、小物や背景にこだわってみるとよいでしょう。
掲載する商品写真は、コンセプトを統一するとフォロワーが増えやすくなります。インスタグラムの投稿写真が並んだときに、商品カタログのように見えると魅力が伝わりやすいでしょう。
ユーザーの注意を引くような写真を用意できたら、投稿文で購入意欲を後押しします。写真だけではわかりづらい部分を丁寧に説明すると親切です。
インスタ物販では、ハッシュタグの選定が集客のポイントとなります。なぜなら、ユーザーはフォローした人の投稿を見るだけでなく、ハッシュタグで幅広く情報を集めようとするからです。
商品に合ったハッシュタグを付けることで、より多くのユーザーを呼び込むことができます。投稿写真を気に入ってもらえれば、そのままフォローしてもらえるかもしれません。
複数のハッシュタグを付けるのはもちろん、インスタならではの単語、トレンドの単語を取り入れるのも有効です。写真と投稿文、ハッシュタグをうまく活用することによって、販売力を大幅に高められるでしょう。
物販を成功させるためには、SNSを活用して露出を増やし、インターネットショップでの購入につなげることが大切です。インスタグラムのショッピング機能を最大限に使えば、新しい集客のルートを開拓できます。
インスタ物販からなかなか購入につなげられない場合は、一度ユーザーの立場になってアカウント全体をチェックしてみましょう。写真を見たユーザーの購買意欲をかき立てられるよう、試行錯誤しながら工夫してみてください。