転売ビジネスに取り組む方のなかには、一般のサラリーマンの収入をはるかに超えて稼いでいる方も多数存在します。その一方で、「利益率の高い商品を見つけられない」「なぜか商品が売れ残ってしまう」など、悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
転売で利益を出すためには、短時間でいかに手早くリサーチできるかが重要です。今回は、メルカリやヤフオク、Amazonの転売リサーチ方法をご紹介します。
転売にはリサーチが重要
国内転売・輸入転売・無在庫転売など、転売にもさまざまな方法があります。仕入れ先や販売先はそれぞれ異なりますが、どの転売に取り組む場合でも、商品リサーチが最重要であることには変わりありません。
転売ビジネスに初めて取り組む方のなかには、自分の直感だけで商品を仕入れようとする方もいますが、これは非常にリスクの大きいやり方です。転売ビジネスで安定して稼ぎたいなら、商品の正しいリサーチ方法を理解しておく必要があります。
実際のリサーチでは、以下の内容を意識して行ないましょう。
- 商品に需要があるのか
- 過去の相場はどれくらいか
- 回転率の良い商品なのか
- 類似用品がどれくらいあるのか
- 販売場所の客層にマッチしている商品なのか
- ライバルが多すぎて供給過多になっていないか
- 季節ものなのか、季節を問わず売れるのか
- 現在の人気は一時的なものなのか
- 最安値で出品しても売れるのか
リサーチのコツは数多くありますが、最初から100点満点を目指すのは難しいもの。まずは行動して経験を積み重ねていくことが大切です。仕入れに一度失敗したとしても、客観的な視点で分析を重ね、次のリサーチに活かしていきましょう。
転売リサーチ方法:メルカリ編
メルカリの場合は、カテゴリもしくは出品者からリサーチをかけていきます。まずはリサーチしたいカテゴリを選び、商品を絞り込んでいきましょう。価格順にリストの順番を並び替えたり、新品未使用や価格帯などの条件を加えたりするとリサーチしやすいです。
メルカリの商品リストを見ながら、Amazonなど販売予定のサイトを開いて価格差をチェックします。メルカリの商品ページに型番が掲載されている場合は、Amazonで型番を検索するとスムーズです。
商品を仕入れる段階で、気になる出品者を見つけた場合は、出品者をフォローしておきましょう。メルカリの場合は、アプリ版にフォロー機能があります。
相場よりも安めに出品している出品者、リサーチの参考になる出品者がいればフォロー必須です。自分と相性の良い出品者の出品リストをチェックすることで、より効率的にリサーチを行なえるようになります。
転売リサーチ方法:ヤフオク!編
ヤフオク!で商品を仕入れる場合、カテゴリ検索からリサーチを始めます。検索結果のサイドバーで、価格や商品の状態、出品者などを絞り込むことが可能です。このとき、商品の状態を“未使用”に、出品者を“個人”に設定して探してみてください。
出品者の絞り込みでは“ストア”と“個人”のどちらも選べますが、利益率を考えるなら“個人”の出品者のほうをおすすめします。もちろん、ストア出品者からも仕入れることはできますが、他の販売サイトとの価格差がほとんどない場合が多いです。
ヤフオク!でリサーチをかける場合、過去に落札された商品についても併せて調べておきましょう。ヤフオク!の検索マーク付近に“条件指定”とあるので、そこから“終了したオークション”で検索してみてください。実際に落札されている商品を一覧で見ることで、人気のあるジャンル・商品の傾向をつかむことができるでしょう。
転売リサーチ方法:Amazon編
日本と海外のAmazonを両方調べることで、輸入転売用の商品リサーチを行なえます。Amazonでのリサーチ手順は以下のとおりです。
- Amazon(日本版)の検索窓に「並行輸入」と入力する
- 検索結果に並行輸入品が表示される
- サイドバーで、リサーチしたいジャンルを選択する
- 価格帯を絞り込む
- 売れている商品を見つけたら、Amazon(海外版)で同じ商品を探す
- 日本版と海外版の価格差をチェックする
Amazonでは頻繁にセールイベントが行なわれています。プライムデーやサイバーマンデーのような特別なセール、毎日開催されているタイムセールを狙えば、商品を安く仕入れることが可能です。
セールを行なっていない時期でも、しっかりとリサーチすれば格安の中古品を見つけられます。Amazonでお得な中古品を見つけたら、メルカリやラクマなどフリマアプリで販売するとよいでしょう。
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まとめ
転売で確実に利益を出すためには、リサーチ能力を磨くことが重要です。商品をスピーディーに検索するだけでなく、商品の需要や過去の相場、販売場所の客層などチェックしたうえで、「その商品を本当に仕入れるべきか」を判断する必要があります。
今回ご紹介したメルカリ、ヤフオク!やAmazon以外でも、転売用のリサーチを行なえます。サイトやアプリの仕様が変更になることもあるので、実際に仕入れを行ないながら感覚をつかんでいくのがおすすめです。リサーチのコツを覚えて、安く仕入れられるお得な商品を見つけていきましょう。