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物販ビジネスの利益率と注意点|高ければいいというものではない?

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物販ビジネスのノウハウを紹介している方のなかには、実際の売上や年商を公開してアピールしている方も多数います。しかし、数字上は大きく儲けているように見えていても、利益率がそれほど高くないケースがあることをご存知でしょうか。

物販ビジネスに取り組むのであれば、売上や年商だけでなく利益率にも注目しておきたいところです。今回は、利益率に関する考え方や計算方法などを見ていきましょう。

メディアの内容を動画でも詳しく解説してますので参考にしてください!

物販ビジネスは利益率が大事

“売上”とは商品を販売して売れた金額のことです。そして、1年間の売上を“年商”と呼びます。なお、売上の金額分がそのまま収益として手元に入るわけではありません。売上から商品の原価、ネットショップ運営にかかる経費、手数料などを差し引いたものが“利益”となります。

物販ビジネスでは利益率の高さが重要です。例えば、以下のような2つのパターンで比較してみましょう。

【1】売上:1,000万円、利益:100万円、利益率:10%
【2】売上:500万円、利益:150万円、利益率:30%

売上に関しては【1】のほうが大きいものの、【2】のほうが大きな利益になっています。これは、【1】と【2】の利益率が異なることにより起こる現象です。

物販ビジネスでは売上や年商だけを重視するのではなく、利益率を高められるよう戦略を練らなくてはなりません。なお、売上高が1,000万円を上回ると消費税を納める義務が発生することにも配慮が必要です。

物品を仕入れて販売する際には、商品リサーチ・仕入れ・商品の登録・発送・顧客対応など、さまざまな作業が発生します。作業全般にかかる労力に見合う利益を得られているか、冷静に分析することも大切です。利益率があまりに低い場合は、別の物販ビジネスに挑戦してみるのもよいでしょう。

利益率が高いものは難しい

売上だけでなく利益率も重要ということで、「利益率が高い商品だけを狙ってみよう」と考える方もいます。もちろん、利益率が高い商品を順調に売り切れば、その分利益も大きくなるでしょう。しかし、利益率が高くても回転率がイマイチで、在庫となりやすい商品もあります。

初心者のうちから利益率の高い商品を扱うのはリスクが高いものです。資金に余裕があるうちは良いものの、在庫を抱え過ぎて資金が尽きてしまうパターンも多々あります。

利益率の高い商品の場合、販売サイトの規約で出品できないケースも多いです。物販ビジネスにおけるトラブルを避けるためには、リスクの高い商品の取り扱い方、見極め方を勉強しておかなくてはなりません。

最初のうちは利益率にこだわりすぎず、薄利多売で手堅く稼いでいきましょう。商品リサーチに慣れて、ある程度資金に余裕が出てきてから、徐々に利益率の高い商品にシフトするのがおすすめです。

物販ビジネスにおける利益率の計算方法

物販ビジネスにおける利益率の計算方法

物販ビジネスを行なうなら、利益率の計算方法を覚えておきましょう。以下の計算式で利益率を計算できます。

利益額÷販売価格×100=利益率

この計算式を活用して販売価格の決定を行なうわけですが、計算を間違える方が多いため注意が必要です。

例えば、商品の仕入れ金額が10,000円で利益率30%だとします。この場合、利益額は3,000円です。

10,000円(仕入れ金額)×30%(利益率)=3,000円(利益額)

ここで、仕入れ金額の10,000円に3,000円を足して、13,000円を販売価格として設定するのは間違いです。先程ご紹介した利益率の計算式に再度当てはめてみましょう。

3,000円(利益額)÷13,000円(販売価格)×100=23%(利益率)※小数点以下切り捨て

販売価格の計算を途中で間違えたため、利益率が30%から23%に下がってしまいました。よくある計算ミスですので覚えておきましょう。

物販ビジネスの主な利益率

物販ビジネスでは、基本的に新品を扱うよりも中古品のほうが良い利益率になるといわれています。数の少ない限定商品、安定して人気のある商品を安く仕入れることができれば、転売で大きく稼ぐことも可能です。

ただし中古品の場合、仕入れの時点で商品の状態が悪くなっているケースもあります。中古品は競争相手が少なめですが、その分クレームを受けることが多く、返品のリスクも高いです。検品や修理の手間を考慮する必要があるため、出品の際には特に気を付けましょう。

最終的には物販の利益率を30%に乗せられるよう、意欲的に取り組みたいところです。ただし、利益率が高ければ良いというわけではありません。利益率が高くても、回転率が低ければ在庫として長期間残ってしまいます。

利益率は非常に重要ですが、それだけにこだわる必要はありません。自分の取り組みやすい方法、利益を出しやすい方法を模索してみましょう。

まとめ

「今年の年商は○万円です」「サラリーマン時代よりも売上が圧倒的に伸びました」などの声を聞くこともありますが、数字のマジックに惑わされないように気を付けなくてはなりません。なぜなら、売上や年商の数値が高くても、利益率が低く、実際にはそれほど稼げていないケースがあるからです。

物販ビジネスを成功させるためにも、利益率の計算式をマスターしておきましょう。ビジネスに関する基礎的な知識をしっかり学んでから、物販ビジネスを始めるのがおすすめです。

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