物販初心者は利益の出る商品をスムーズに見つけられず、時間がかかってしまうことは少なくありません。実際に何が売れるのかをイメージしづらく、価格差だけを見て失敗してしまうパターンもあります。
物販ビジネスでは、商品の登録作業や問い合わせ対応など、日々行なわなければならない作業が数多くあります。だからといって、作業に追われて商品リサーチや販売戦略に時間をかけられないのは問題です。
物販で順調に稼いでいる方は、どのような戦略を立てているのでしょうか。今回は、物販ビジネスで利益を出している方が意識しているコツや注意点をご紹介します。
Contents
物販ビジネスで成功するためのコツ5選
まずは、転売やせどりにチャレンジしたい初心者に向けて、利益を上げるためのコツを5つご紹介します。
便利なツール・サイトを活用する
物品の仕入れはインターネットや実店舗で行ないますが、どちらの場合もリサーチ効率を高めることが非常に重要です。
とはいえ、商品選定の経験が少ないうちは、どの商品がどれくらい売れるのかを予測しづらいでしょう。効率良くリサーチをするために、ツールやサイトを活用するのも一つの方法です。
物販に使える代表的なツール・サイトは以下のとおりです。
- Keepa
- せどりすと
- せどろいど
- プライスター
- アマテラス
- オークファン
過去の相場や価格の推移、ランキングなどを見ることで、仕入れるべき商品を絞れます。ツールやサイトには無料と有料がありますが、有料のものが必須というわけではありません。まずは無料のものから試してみるとよいでしょう。
商品の知識を増やす
近年は便利な仕入れツールが充実しているので、商品知識がなくても物販にチャレンジしやすくなりました。とはいえ、そのジャンルに関する知識が豊富であるほど、有利であることには変わりません。
実際に仕入れと販売を行ないながら、徐々に商品の知識を増やしていきましょう。初心者のうちは幅広いジャンルに手を出したくなるかもしれませんが、メインで扱うジャンルを決めて、集中的に知識を得ていくのがおすすめです。
安定して売れる商品を見つける
一時的なトレンドだけを追っていては、そのジャンルの人気が落ちたときに利益が減ってしまいます。リサーチにかける時間を減らしたいなら、1年中安定して売れる商品を確保するのが望ましいでしょう。
このとき、ジャンル別の市場規模に注目することが大切です。そのジャンルでは人気のある商品でも、もともとの市場が小さければ、その分利益が少なくなります。
需要の高い商品を探すために、ECショッピングモールの売れ筋ランキングを見てみましょう。人気のありそうなキーワードを見つけたら、キーワードに関連する商品を探して安く仕入れます。
最初のうちは商品数を少なめに仕入れて、顧客の反応次第で増やしてくのもおすすめです。
仕入れ先の候補を増やす
大手ECショッピングモール・フリマアプリ・オークション・個人のインターネットショップなど、インターネットを介して仕入れられるツールやサイトは無数にあります。
商品の仕入れは身近な実店舗でもかまいません。リサイクルショップやディスカウントショップ、家電量販店、ホームセンターなどでは、セール期間を狙うと安く仕入れられます。
どこから仕入れるにしても、安く仕入れて高く売るのが物販の基本です。一つの仕入れ先だけにこだわるのではなく、いくつか仕入れ先の候補を持っておくとよいでしょう。
日本で売れている商品を海外から仕入れるのも良い手段です。中国など原価が安い国であれば、国内で仕入れるよりも価格を抑えられます。
大量に商品を仕入れたいなら、メーカーからの仕入れを検討するとよいでしょう。ロット単位での発注がほとんどですが、小売店で仕入れるよりも安く仕入れることが可能です。
商品によって販売先を変える
初心者のうちは、Amazonなどの大手ECショッピングモールを利用して、他の出品者の販売している商品ラインナップをまねてみるのもよいでしょう。
ただし、集客力の高い販売サイトであるほど、物販のライバルも集まりやすいものです。せっかく需要のある商品を仕入れても、値下げ競争に巻き込まれて在庫を抱えてしまう恐れがあります。
スランプに陥ったら、販売先を変えてみるのも良い方法です。Amazonで売れなくても、フリマアプリや海外輸出でなら問題なく売れる場合があります。
物販をやるなら先行者利益を狙うことも大切
大手ECショッピングモールのAmazonや、フリマアプリのメルカリは数多くの商品が出品され、商品を探す顧客でひしめき合っています。ここで利益を得るためには、“需要はあるが出品者がいない商品”を探して独占することが重要です。
物販に取り組む多くの方が、リサーチ用のツールやサイトを活用しています。商品選定の参考にはなりますが、結果的に似たような商品を選びやすい点には注意が必要です。
誰かのまねをして、ツールやサイトの情報に頼っているだけでは、他のライバルの一歩先に行くことはできません。テレビやSNSで話題の商品は売れやすいですが、できるなら人気が出てからではなく、人気が出る前に商品を確保しておきたいところです。
利益をさらにアップさせるためにも、ライバルの少ない未開拓の市場が残っていないか、積極的に探してみましょう。
まとめ
物販で継続して利益を得ていくために、リサーチ効率を高める工夫をしながら、実践を積み重ねていきましょう。一つひとつの作業時間を少なくしたり、販売先や仕入れ先を増やしたりすることで、高収入を実現できるようになります。
物販は再現性の高いビジネスですが、ときには視野を広げて先行者利益を狙うことも大切です。今回ご紹介した5つのコツを参考にしながら、自分なりの稼ぎ方を見つけてみてください。