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Amazonにおける危険物とは?FBAで出品する際の4つの注意点

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Amazon危険物とは

豊富な商品ラインナップが魅力のAmazonですが、取り扱いが制限されている物品(危険物)があることをご存知でしょうか。Amazonで新しい商品を販売する際には、その商品が危険物に該当するものでないか、詳細を確認しておく必要があります。

危険物といえば、爆発の恐れがあるものや汚染リスクがあるものを、真っ先に思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、危険物というイメージを持たれることが少ない商品でも、危険物に該当する場合があります。

本記事では、Amazon物販でFBA納品をするなら絶対に理解しておきたい、危険物の出品方法について解説します。

Amazonにおける「危険物」とは?

Amazonで商品を出品する前に、危険物に関する規制について理解を深めておきましょう。

Amazonでは、成分中に可燃性物質、腐食性物質、加圧された物質、人体に健康被害を与える恐れのある物質などを含む商品を、危険物として取り扱っています。

詳細な内容は、Amazonセラーセントラルの「危険物確認ガイド」に記載されているので、確認しておくとよいでしょう。

ここで覚えておきたいのは、日常生活で使用する物品でも、Amazon物販では危険物として扱われる可能性があるという点です。危険物として扱われる日用品の例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 美容アイテム:ヘアスプレー、毛染め液、香水、マニキュア、脱毛クリームなど
  • 文房具:カートリッジ、トナー、テープ、接着剤、マーカーなど
  • おもちゃ:バッテリー駆動のおもちゃ、プラモデルキット、工作キットなど
  • 食品:アロマエッセンシャルオイル、蒸留酒、加圧容器に入った食品など
  • キッチン用品:食器用洗剤、洗濯用洗剤、クレンザー、クリーナーなど

上記以外にも、危険物に該当する商品は数多くあります。知らずに出品するとペナルティを受ける恐れがあるため、FBAで新しい商品を取り扱う際には、次項で解説する「危険物判定」を必ず行ないましょう。

【FBA納品】危険物判定を行なう方法

FBAで新しい商品を取り扱う際には出品情報を作成し、商品説明や仕様の詳細など、正確な情報をAmazonに漏れなく提供しなくてはなりません。

提供された情報に問題がなければ、4営業日以内に危険物判定が行なわれます。

このとき、提供された情報の入力漏れや間違いなどの不備があった場合は、FBAでの販売を停止される可能性があるので注意しましょう。

また、商品の分類ステータスを確認したい場合は、Amazonの「ASINチェックツール」を活用することで行なえます。

これによって、商品が「危険物・非危険物・追加書類の必要性の有無」のどのステータスに該当するかを確認できます。

その他には、Amazonセラーアプリを使って危険物の確認をすることも可能です。調べたい商品をアプリで検索し、その商品が危険物に該当する場合は、商品画像の右側に危険物の表示が出てきます。

FBAで販売できる危険物・販売禁止の危険物一覧

危険物のなかでも、リチウム電池や磁性材料を含む商品はFBA納品が可能です。その他の危険物に関しても、必要な手続きを済ませることでFBA納品が可能となる場合があります。

FBAで販売できる危険物の分類は、以下のとおりです。ただし、制限数量内・新品商品のみという条件を満たす必要があります。

  • 可燃性ガス
  • 不燃性ガス、非毒性ガス
  • 可燃性液体
  • 可燃性固体
  • 酸化性物質
  • 有機過酸化物
  • 毒物
  • 腐食性物質
  • その他の危険物質

なお、これらの危険物の納品を行なうためには、FBA危険物納品プログラムへの参加承認が必要です。

一方で、FBAで販売が禁止されている危険物も存在します。これらは輸送時にも事故の危険をともなうため、絶対に販売・納品してはいけません。

  • 爆発物
  • 毒性ガス
  • 自然発火しやすい物質
  • 漏れると危険な物質
  • 感染性物質
  • 放射性物質

危険物をFBA納品する際の4つの注意点

危険物のFBA納品は、通常の納品と異なる部分があります。危険物を取り扱う際には、以下の4点に気を付けましょう。

  1. 納品用の箱の側面に「危険物在中」のラベルを貼り付ける
  2. 引火性液体の納品には、在庫の上限数を設定する
  3. 一般の商品とのセット販売・同梱、混合在庫での納品は不可
  4. 小型サイズ・標準サイズのみ納品可能で、大型サイズは不可

なお、引火性液体の一例としては、以下のものが挙げられます。

  • アルコールを使用した製品(化粧品・消毒液など)
  • マニキュア
  • 香水
  • ヘアオイル
  • 油性染料インク

引火性液体に分類されるかどうかは、商品に含まれる成分によって異なる場合があります。危険物としての分類方法がわからない場合は、Amazonのテクニカルサポートやメーカーに確認しておくと安心です。

これらの危険物の納品ルールが守られない場合は、FBA倉庫への納品ができずに返送されてしまうおそれもあります。もちろん、返送にかかる費用は出品者負担となります。

また、重大な不備が見つかったり、納品不備を何度も繰り返したりすると、FBAを危険物で利用できなくなる場合があります。危険物をFBA納品する際は、通常の納品時以上にルール厳守を心がけましょう。

まとめ

Amazon物販で危険物を取り扱うのは、最初のうちはハードルが高いと感じられるかもしれません。たしかに、危険物は通常の納品よりもルールが多く、納品不備が多発すれば危険物のFBAが利用できなくなる恐れがあるため、扱いは簡単とはいえないでしょう。

ただし、危険物のなかには、化粧品のような物販で人気の高い商品も含まれています。取り扱いのハードルが高い分ライバルの数も少なくなるので、利益率や回転率に注目しながら、危険物も視野に入れつつ稼げる商品を探してみるとよいでしょう。

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