Amazon物販をこれから始めるなら、覚えておきたいのが大口出品と小口出品の違いです。物販ビジネスに初めて挑戦する方のなかには、2つの出品方法のどちらを選べば良いのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、大口出品と小口出品の違いについて、役立つ情報を紹介します。2つの出品方法の特徴をしっかりと理解したうえで、自分の目的に合うほうを選んでみてください。
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【Amazon物販】大口出品と小口出品の違い10選
Amazonの出品方法は大口出品と小口出品の2種類に分かれます。どちらを選んでも大きな問題はありませんが、物販ビジネスで大きく稼いでいきたいなら、大口出品を選んだほうがよいでしょう。手数料の仕組みに違いがありますが、基本的には大口出品のほうが多くのメリットがあります。
ここでは、それぞれの出品方法にどのような違いがあるのか、詳しく解説します。
手数料(月間登録料・基本成約料)
Amazonでは出品プランの違いによって、以下のように手数料の仕組みが異なります。
- 大口出品:月額4,900円(固定)+販売手数料
- 小口出品:商品ごとに100円+販売手数料
大口出品の月額料金は、商品の出品数に左右されません。そのため、例えば毎月商品を50点以上出品して販売するような場合は、大口出品を選んだほうがよいでしょう。
商品の新規登録
Amazonにない商品を新しく販売するためには、商品の新規登録を行ない、商品ページを作る必要があります。この新規登録の作業を行なえるのが、大口出品のメリットです。
小口出品の場合は、すでに存在する商品ページに相乗りする形でしか出品できません。また、OEM商品を販売する場合は、大口出品の登録が必須となります。
ショッピングカートボックスの取得
ショッピングカートボックスというのは、Amazonの商品ページにある「カートに入れる」と書かれたオレンジ色のボタンのことです。購入者がこれをクリックすると、複数のショップのなかから1つが選ばれ、商品の購入に進んでもらえます。
ショッピングカートボックスの取得は大口出品のみ可能です。小口出品の場合は相乗り出品のみとなり、ショッピングカートボックスの利用はできません。獲得の条件は明確に示されていませんが、価格やショップの評価などによって決まると考えられます。
一括出品ツール
Amazonで大量の商品を販売する場合、商品を1点ずつ登録していくのは手間がかかります。大口出品では、一括出品ツールが利用可能です。複数の商品をまとめて登録できるため、作業時間を大幅に短縮できるでしょう。
レポート機能
売上アップのためには、売上の分析に役立つ注文管理レポートなど、便利な機能を使いこなすことが重要です。
注文管理レポートとは、売上数やアクセス数などのデータのことで、このデータをもとに消費者の行動を分析することによって、今後の戦略を立てやすくなるでしょう。
この機能は、小口出品では利用することができません。そのため、リサーチや分析を効率化するという意味でも、注文管理レポートが利用できる大口出品を選んだほうがよいでしょう。
決済方法
大口出品のほうが、小口出品よりも決済方法の種類が豊富です。購入者が支払い方法を選びやすくなるため、より利益を出しやすくなるでしょう。
大口出品サービスで利用できる決済方法は、以下のとおりです。
- クレジットカード
- Amazonギフト券
- コンビニ決済
- 代金引換
- Edy払い
- Amazonショッピングカード
- 請求書払い
- 携帯決済
なお、小口出品は代金引換・コンビニ決済を利用できない点に注意してください。
配送料金・お届け日時指定
大口出品であれば、独自の配送料金を設定、お届け日時の指定が可能となります。購入者の利便性を高めることで、数あるショップのなかから、より選ばれやすくなるでしょう。
ちなみに、大口出品者の配送料は重量課金制・商品個数制・購入金額制のなかから、いずれかを選択可能です。
法人向け販売機能
大口出品の場合は、法人向け販売機能を利用できます。個人の顧客だけでなく、ビジネスアカウントを利用する法人の顧客に対しても販売できるため、販売のチャンスをさらに増やせるでしょう。
個人と法人で別々の販売価格を登録できるほか、複数個購入する法人の顧客に対して、割引を適用することも可能です。
マケプレプライム
マケプレプライムの参加要件を満たすと、出品者の商品にプライムマークが付くようになります。販売機会の増大、ショッピングカートボックスの獲得率向上、お急ぎ便の提供など、多数のメリットを得ることが可能です。
マケプレプライムに参加するためには、大口出品を選んでおく必要があります。それ以外にも配送品質や出荷実績など、Amazonの定めた条件をクリアしなくてはなりません。
Amazonスポンサープロダクト
大口出品で登録するとともに所定の条件を満たすと、Amazonのページ内で広告を掲載できるようになります。広告で露出の機会を増やすことで、さらなる売上アップが見込めるでしょう。
なお、Amazon内で掲載できる広告は、スポンサープロダクト広告・スポンサーブランド広告・スポンサーディスプレイ広告の3種類です。掲載された広告が実際にクリックされると、広告費の支払いが発生します。
まとめ
物販ビジネスに慣れていない最初のうちは、少量の出品から始めることを考え、つい小口出品を選んでしまう方は少なくありません。しかし、あとから出品方法を変更するとなると、それなりに手間がかかります。
もし、「ゆくゆくは物販ビジネスで大きな売上を上げたい」という気持ちがあるなら、機能の充実度を考慮して、最初の段階から大口出品を検討してみるのもおすすめです。
大口出品と小口出品の違いを正しく理解したうえで、Amazon物販にチャレンジしてみてください。